俺たちがよく待ち合わせに使う喫茶店(カフェ)「WOOD STOCK」

ここのコーヒーがとても美味くてね

‐最近じゃ紅茶よりもコーヒーを飲んでいるんだよ、あの娘の吸う煙草の口の中の残り香と苦いコーヒーの相性がとてもいいから‐

っというのは建前で多忙をきわめる彼女の自宅からさほど遠くない立地条件が魅力だった
もちろんコーヒーは不味くはない
むちゃくちゃ美味いというわけでもないが

それにしても向かいの男、歳は22〜23歳といったところか
ミルクを飲んでいる
首筋の「??(サーティーン)」のタトゥーがカッコいいのだが、ミルクとは・・・

まあどんなにうまかろうとオレと彼女がここでミルクを口にすることはないだろう

二人とも死ぬほどミルクが嫌いなのだ

その嫌いなミルクを彼女は仕事で二度飲まされたそうだ
何事にも一生懸命な彼女に好意を抱くと同時に
プロ意識の高さに尊敬もしていた

何気なく携帯を取り出し時間を確認する
待ち合わせの時間まであと10分ほどあった

そういえばこの喫茶店は異様に電波状況が悪くメールを自動受信しないことがよくある
A.T.フィールドはだれもがもつ心の壁だというが
この店がもっているのはただのコンクリの壁である

わけのわからないことを口走ってしまったが
彼女との会話を松浦亜弥の「Yeah!めっちゃホリディ」の着信音に邪魔されることがないというメリットもあった
マナーモードにしておけばいいのだが忘れることもあるし

余談だが以前マナーモードにし忘れて大恥をかいたことがある

とある学校の図書室で蛍光灯の器具交換をしていたときに「恋のダンスサイト」の着信音が図書室中に流れてしまったのだ
そのとき電話してきた会社の先輩に真冬なのに冷たいコーヒーをご馳走したのは言うまでもない


メールチェックをしてみると3件もの着信があった


一件目 20:58 大門携帯
タイトル「あのさ〜」
本文「『五期メン!ダイスだぴょん!』買ったから遊びにこない?」

・・・

大門とは高校時代からの友人でオレなんかとは次元が違うアイドル好きなんだが
「ダイスだぴょん」ときたか・・・


返信「今日は外出してるから今度な〜」っと


次は

二件目 21:22 ウィーク携帯
タイトル「こんばん〜」
本文「今、ドワーフでやってるんだけどテルアリン&テルエレロンが倒せねえー(泣)」

ウィークさんとはかれこれ2年くらいの付き合いでよくパソコンのことでお世話になってる、内容はゲームだね

返信「そんなとこ行かないでおとなしく氷の剣でフレイムサラマンダー倒そう(笑)」っと


さて最後は

三件目 21:44 鰤さん携帯
タイトル「キタ━━━(゜∀゜)━━━!!」
本文「『BDOH』更新されてるよ〜、バイト前にいしよすぃでサクっとハァハ(ry」


・・・


・・・


オレたちに言葉は不要だった・・・

  

そろそろ待ち合わせの時間だな

前にあったのはいつだろう?正確な日数を思い出せないがかなりの日にちがたっている
そのせいもあってかほんとに待ちどおしかった

大人気なくカウントダウンなどしてみる

3...2...1...0!


22:00


辻「よばれて飛び出てじゃじゃしゃじゃーん!」
加護「ミニモニ。参上!好きな言葉は〜?」
辻「う〜〜」
加「ん〜〜」
辻・加護「きょ〜〜!」


「(なななななにぃぃぃ?!)」
オレは叫びだしてしまうのを精一杯こらえた

気がつくと二人の姿はすでにそこにはなかった


いったい今のはなんだったのだろう?
ただひとつわかったのは
この辻加護のネタは昨日見て爆笑した「サイバーシェルター」のネタと酷似していた

もう一度時計に目をやるとあの悪夢の出来事からすでに5分が経っていた

オレはコーヒーのおかわりをたのむもうと、ベッカムヘアー・・・
いやトルコ代表の日本戦で点決めたヤツみたいな頭をしたマスターに声をかけようとした、そのとき・・・

 
矢口「いや〜送れてゴメン〜」

息を切らしながらに彼女はそう言った
「(オレを待たすまいと走ってきてくれたんだろうか?)」
オレは勝手に思い込んだ

矢口「急に雨に降られちゃってさぁ〜ヒサブリに走っちゃったよ、キャハハハハ」

「それは大変だったねぇ・・・」

-嘘もつけない大きな声や家事に向かない荒れた手のひらも君を作るすべての要素を愛してた-

「それにしても今日はまた一段と可愛・・・派手な服装だね、そんなんで電車とか乗って騒がれないの?」

http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Drum/4812/kon12_mcyagu.jpg

矢口「ん?そっかな〜矢口結構気に入ってるんだけど・・・変?」

「い、いや変じゃないよ」
むしろ(・∀・)イイ!っと言うのをオレはやめた

矢口「そんでもってなっちがさ〜・・・・」

いつもどうり彼女は仕事のことやプライベートなことを楽しそうに語ってくれる

矢口「キャハハハ、それにしても辻加護はねぇ〜・・・」

そしてオレはいつもどうり適当に相づちを入れる

矢口「こないだなんか裕ちゃんが・・・・」

無茶苦茶楽しい『夢なら覚めないでくれ』っと思うほどに

矢口「よっすぃと石川、実はああ見えて・・・」

そして30分ぐらい一方的に彼女が話した後オレから話を切り替えた

「そういえばなんか用があったんじゃなかったの?」

一瞬彼女の表情がくもる・・・っが

矢口「な〜んだったっけ?わぁすれちゃった!ハハハ」

そういって彼女はまた延々と話し出す

 

23:00(オチまであとわずか)

明日も早くから仕事がある彼女を気遣って話を切り上げる、アチシって粋っ!(?

「もうこんな時間だ、そろそろ行こうか?」

矢口「そうだね、あ、帰りちょっとよってもらっていい?」

「ん?あぁかまわないよ」

先ほどまでとは一転して彼女は一言も発さない

10分ほど歩いた後彼女は立ち止まった
あたりは真っ暗で何も見えない

矢口「ねぇ・・・」

「(なに?)」
声にはならなかった

矢口「私のこと好き?」

オレには質問の意味がわからなかった、好きかって?好きにきまってる

「すっ、好きだよ」

矢口「嘘ね」

「嘘じゃないよ」

矢口「じゃあここで『矢口が好きだ』って大声で叫べる?3回叫べたら信じてあげる、私のすべてをあげる!」

そういうとあたりは明るくなった
そして目の前には戦国時代のような光景、馬に乗った兵士が旗とかを持ったりしている

「(加護ちゃんにハマってた頃なら後ろめたさもあるが、加護ちゃんに興味なくなった今なにに遠慮することがあるか!)」

心の中でそういった後

「叫べるよ。」

この時点で「なにかどっかで聞いたことある展開だ」っと気づくべきだったのかもしれない

矢口「じゃあ言ってみて」


「『矢口が好きだ!』『矢口が好きだ!』『矢口が好きだ!』〜〜〜!!」

ガンッ

3回目の言葉と同時に頭に激しい衝撃と一人の少女の声が聞こえてきた


川o・-・)ノ<私は遊びだったんですね・・・


それはまさに『馬岱』に斬られた『魏延』そのものだった

  
  

ってな夢を今朝見ました(オチ)
PCデスクの上から昨日読んだ「横山光輝三国志 第60巻」が俺の頭に墜落してきました(泣

あまりにリアルだったんでネタにしようと

友情(勝手に)出演
大門氏 WEEKさん 鰤さん special thanks!


そんなこんなで本日正午「こんこんニュース!」は5000ヒットしました(拍手

相互リンクしてくれてる方、読んでくれてる方
これからも痛さ満載でおおくりしますがどうぞよろしこ!^^

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